住宅ローン(ペアローン)があっても任意整理はできる|実体験で解説
毎月、住宅ローン・クレジットカード・キャッシング・リボ払いなどの支払いに追われて自転車操業状態になり、「もう無理かも…」となったときの選択肢の一つとして任意整理(債務整理)を考える人は多いと思います。
でも「住宅ローンがあるから任意整理できない」── そんな不安にぶち当たるのです。
私自身も任意整理を考え始めたとき、そこを一番心配しました。
「任意整理(債務整理)すると家を手放さなければいけない」と思いこんでいました。
でも、結論から言うと──
私たち夫婦は住宅ローン(ペアローン)を残したまま、それ以外の借金だけを任意整理する ことができました。
ペアローンを組んでいる夫婦でも任意整理の選択肢はあるのです。
この記事では、夫婦でペアローンを組み、現在も住み続けている我が家が、任意整理を経験して数年経った、今の視点で具体的に解説します。
▼ この記事で分かること
- 住宅ローンはそのままで、それ以外の借金だけを任意整理する仕組み
- 私たちが選んだ方法と、その理由
- 同じ立場の人に知ってもらいたい注意点
そもそもペアローンとは?
まず、ペアローンについて📝
ペアローンとは、一つの住宅に対して夫婦それぞれが住宅ローンを組み、お互いを連帯保証人にする住宅ローンのことです。
夫60%、妻40%など割合は様々です。
よく似た仕組みに「収入合算」がありますが、こちらは1つのローンを2人で組む形です。
ペアローンは、夫名義のローン・妻名義のローン、それぞれ別々に2つ契約するのが大きな違いです。
ペアローンは、夫婦両方の収入で大きな金額が借りられるというメリットがある一方、 どちらかが返済できなくなると、もう一方に重くのしかかるというリスクもあります。
このリスクが、私が任意整理を考えたときの一番の不安要素でした。
ペアローンを組んでいる夫婦が任意整理を考えた時の選択肢
「どちらかが返済できなくなると、もう一方に重くのしかかる」というペアローンのリスク。
私が任意整理を考えたときにペアローンで組んだ住宅ローンのことが一番不安だったのですが、調べていくと任意整理にもいくつかの選択肢があることが分かりました。
大きく分けると、次の3つです。
- 住宅ローン(ペアローン)も含めて任意整理 する
➜ 家を失うリスクがあります。 - 住宅ローン(ペアローン)はそのまま、それ以外の借金だけ任意整理する
➜ 私たちが選んだのはこの方法 - 任意整理ではなく、個人再生・自己破産を選ぶ
➜借金の総額が大きすぎる場合、こちらの選択肢もありますが、家を失うリスクがあります。
どちらを選択するかは、借金の総額や毎月の返済額、家を残すか手放すか、など選択肢はいくつかあります。
私は、家を手放すという選択肢はどうしても避けたかったので迷わず②を選択しました。
ちなみに、まず私だけが任意整理をしましたが、その2年後に夫も同じ方法『②』で任意整理することになります。
夫の体験談はまた別の記事で書く予定です。
※実際の選択は、借金の状況・収入・家族構成によって最適解が変わります。
必ず弁護士・司法書士など専門家に相談してから判断してください。
私は「ペアローンを残して任意整理する方法」を選んだ
3つの選択肢の中から、私が選んだのは 「② 住宅ローン(ペアローン)はそのまま、それ以外の借金だけを任意整理する」 という方法でした。
任意整理の対象にしたのは、
- クレジットカードのリボ払い
- キャッシング
など、自分の名義で借りていた借金 です。
住宅ローン(ペアローン)は対象外にして、これまで通り夫婦で返済を続けることにしました。
なぜこの方法を選んだのか
理由はシンプルで、「家だけは絶対に手放したくなかった」 からです。
相談した事務所の方に確認してもらったところ、「住宅ローン(ペアローン)はそのまま残して、他の借金だけを任意整理することは可能」 とのことでした。
この方法を知ったときは、本当にホッとしました。 「家を手放さなくても、立て直せる道があるんだ」と思えた瞬間でした。
※実際にこの方法が選べるかどうかは、借金の状況や事務所の判断によって変わります。
必ず専門家に相談してから進めてください。
私が任意整理を進めるときに気をつけたこと
私が任意整理の依頼に向け実際に動き出してから気をつけたことは3つあります。
① 住宅ローン(ペアローン)は任意整理しない
最初から任意整理の対象を「住宅ローン以外の借金だけ」と決めて、事務所にもしっかり伝えました。
家だけは絶対に失いたくないと思っていたからです。
②一人ではなく夫と相談して決めた
任意整理は、私個人の判断でも進められる手続きです。
家族に内緒でも進めることができます。
でも、我が家は住宅ローンを組んだときから家計を1本化していたこともあり、私が任意整理を考えていることもリアルタイムで相談していました。
将来に向けてこれからお金がかかることも見据えていたので任意整理をすることを夫婦で前向きに捉えることができました。
③ 任意整理後の家計をシミュレーションした
任意整理は、利息はカットしてもらえても元本は引き続き返していく手続きです。
「毎月いくら返済して、生活費はいくら残るのか」を依頼前にざっくり計算しました。
毎月の支払いが減ることで生活は楽になると思いがちですが、クレジットカードに頼れなくなるため現金での支払いが必須になります。
それまでは分割払いやリボ払いに頼っていたこともあり、実際にやっていけるのかシミュレーションすることが大切だと思いました。
ペアローン夫婦に伝えたい、最初のステップ
最後に、これから動こうとしている方に向けて、最初の3ステップ をお伝えします。
ステップ1:借金の全体像を書き出す
紙でもメモアプリでもいいので、全部の借金を一覧にすること。
まずは、これがとても大切だと思います。
毎月の借金の返済にいっぱいいっぱいで実際いくらの借金があるのか、わからない方も多いのではないでしょうか。
私は任意整理をするときに初めて全額を把握しました。
- どこから借りているか
- いくら残っているか
- 毎月いくら返しているか
これを見える化するだけで、頭の中の不安が少し整理されます。
そして、到底返していけない金額だな…と思ったら任意整理を考えるといいと思います。
ステップ2:複数の事務所に無料相談する
最初から1ヶ所に決めなくてもいいのです。
ほとんどの事務所が無料相談ができるので、まずは相談だけでもしてみると不安が少し解消されると思います。
2、3ヶ所でも「住宅ローン(ペアローン)を残したまま、それ以外の借金だけ任意整理したい」と伝えて、対応や費用感を比べてみるといいと思います。
私はその月の支払いが厳しく、切羽詰まった状態だったため急いで任意整理を決意したので、複数への相談はせず一ヶ所で決めてしまいましたが、もし今なら何ヶ所かに相談していると思います。
ステップ3:「家を残したい」を最初にハッキリ伝える
最初の問い合わせフォームや相談時に、「家は手放したくない」と明確に伝える。
しっかりとこちらの要望を伝えることで事務所側も「住宅ローンを残したまま、どう進めるか」を前提に話を進めてくれると思うので最初に伝えることが重要です。
まとめ|「住宅ローンがある状態での任意整理でも、家を残したまま立て直せる道」はあります
- 住宅ローン(ペアローン)があっても、それ以外の借金だけを任意整理することは可能
- 私はこの方法で、家を手放さずに任意整理を完了した
- ただし、事務所の判断や個別の状況によって変わるので、必ず専門家への相談を
任意整理を考えたとき、私が一番恐れていたのは「家を手放さなければいけない」ということでした。
でも実際は、家を残したまま家計を立て直せる道がちゃんとありました。
もし今、同じように悩んで眠れない夜を過ごしている方がいたら、まずは無料相談をしてみてほしいです。
あの夜の私のように、「もっと早く知りたかった」 と思う情報が、きっと見つかるはずです。
不安が少し解消されるはずです。
次への一歩につながるはずです。
我が家は、私が任意整理した2年後に、夫も同じように任意整理することになります。
夫が依頼したのは別の事務所で、面談方法や進め方も私の時とは少し違いました。
その体験談は、また別の記事でじっくり書きます🌿
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